物理学科|基幹理工学部

素粒子の世界から宇宙まで、様々な自然法則を解明する

物理学は自然科学・工学の全てに共通する普遍的な自然法則を捉えようとする学問です。さらに、現在注目を集めている生成AIの原理も物理学に基づいています。本学科では「量子力学及演習」や「物理学実験」など参加型授業が多く、4年次には卒業研究をしながら、大学院合併授業で「相対性理論」や「宇宙物理学」も学ぶことができます。基礎から応用へ繋がる分野まで着実に学ぶことで、しっかりとした物理学的素養と応用力を身につけます。

カリキュラム

物理学科専門科目

カリキュラム表:詳細はPDFを参照ください

全学科共通科目

カリキュラム表:詳細はPDFを参照ください

Pick-up 授業

1年次

物理実験

高校で習った力学や電磁気学などの現象を実際に観察するのに加え、水素原子のスペクトル、低温の世界、放射線など、日常では味わえない物理現象との出会いを体験します。

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2年次

電磁気学及演習2

さまざまな電気現象、磁気現象、光の性質を正しく理解するための基礎を身に着け、より進んだ物理学に登場する「場」の概念や相対性理論の基礎についても学びます。

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4年次

相対性理論

アインシュタインが発見した相対性理論は現代物理学の基礎であり、カーナビの位置測定にも応用されています。この講義では、時間と空間が織りなす宇宙の本質に迫ります。

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4年次

卒業研究

4年次では、幅広い分野からなる研究室のうちの一つに所属します。3年次まで学んできた講義や実験を基盤にして新しい物理へ挑戦し、最先端の研究の入り口に携わります。

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研究室紹介

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量子光学研究室(東條 賢 教授)

レーザー光を使って原子を波の特性を示す状態まで冷やす、レーザー冷却の研究を行っています。絶対温度で100nK(ナノケルビン)以下に冷やして条件を満たすと1つの1つの波が互いに重なり合い全ての原子が1つの波のように振る舞う、ボーズアインシュタイン凝縮、という原子波のレーザー状態になります。私たちは、非常に高感度な原子波レーザーを実験的に作り出し、レーザー光で空間内を精密操作し、光と原子の持つ不思議な相互作用の新たな発見に向けて研究を行っています。

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宇宙物理学研究室(坪井 陽子 教授)

私たちはX線という帯域で、激動の宇宙を観測しています。XRISM衛星や宇宙ステーション上のMAXIで突発的に増光したX線天体を確認し、その後すぐに、キャンパスにある3台の可視光望遠鏡(CAT、SCAT、およびPHAST)等を駆使し、そのX線天体の正体を探るための追観測も行っています。MAXI の運用や、XRISM での突発天体の探査、3台の可視光望遠鏡の観測、はリアルタイムで学生が主体となって行っています。さらに次世代の観測技術、X線偏光検出器の開発も行っています。

卒業後の進路

(既存の学科を元に作成)
通信・情報サービス:35.9%、メーカー:26.3%、サービスその他:9.6%、教育・学習支援:7.8%、専門・技術サービス:5.4%、卸・小売:4.8%、公務:3.6%、運輸:2.4%、その他:1.8%、建設:1.2%、金融・保険:1.2%
  • 過去3年間の就職データをもとに作成
  • 大学院修了生を含む(理工学部では4割以上が大学院に進学)

就職実績

(主な就職先の抜粋)
  • 日本電気株式会社

  • 京セラ株式会社

  • パナソニックホールディングス株式会社

  • 三菱電機株式会社

  • 東京都教育委員会(高等学校教員、中学校教員)

  • 気象庁

  • 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社

  • 日本航空株式会社

  • 富士通株式会社

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